超次元に棲む昆虫的生命体。
他のクリーチャーのように食事をすることがなく、何らかの形で光合成に近い生命活動を行う。退廃的かつ耽美な彼らの欲望は人類にとって害だ。
また、彼らの目的には地球からの脱出も存在している。本来であればテレポートを容易に行えるのだが、地球に存在する何らかの要因によって彼らはこれを阻害されている。前述の欲望によってこの目的を半分忘れかけているようだが、最終的な彼らのゴールは地球からの脱出である。
ところで、彼らはテレポートを阻害している原因を月の封印だと思っている。しかし、それはとっくに破綻した結界だ。理由は別にあるが、そのことは彼らですら知らない事実である。彼らが長だった男と協力していたのはこの辺りが理由だ。
もし仮にその原因を取り払えたところで彼らが人類を奴隷種族と見なし、拷問の対象としていることには変わらないのだが。
進んだ科学力を持つ点でイス人と似ているが、大きく違うのは宗教観である。彼らはアザトースを信仰し、多くの複雑な儀式と拷問を行う。しかし、この世界にはまだアザトースがいないはずだ。彼らは自分たちが何を信仰しているか理解していない。アザトースに対して願いをかけた最初の存在は彼らなのかもしれない。