<aside> ❕ この物語はプレイヤーのために用意されたものである。
このシナリオとしては3つのシナリオが独立に完結している。なぜなら、それぞれのキャラクターの物語はそこで中断ないし終了しており、その後の物語は彼らのものではないからだ。『LOOK BACK HERO』の探索者はイス人の手によって別の記憶を強制的に追加されており、『a negative genus likely eddies』の探索者は別の記憶を自ら取り込み、『Witch in the color hole』ではその肉体がヨグ=ソトースにみそめられる。
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<aside> ❕ サプリメント
『マレウス・モンストロルム』
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<aside> 🗣 アイデアは悪くなかった、と誰かが言っていた。
アイデア、発想、思いつき、そして、ミーム。
アイデアのライフサイクルは奇妙で、まるで宇宙そのものだ。
無から発生し、いつまでも死なないように見える。
ここに一つのアイデアがある。
“ティンダロス”
時を超える怪物たちの名を誰が定義するというのだろう?
誰の目にも不可視で、誰の記憶にも無く、存在しない都市のその名を誰が思いついたというのだろう?
”今”、あなた達は目を覚ます。
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<aside> ❕ ここでの対象は『LOOK BACK HERO』の探索者(『un-falling, freely』の探索者やNPCが同席しているだろう)だが、描写後すぐに別の探索者に切り替わる。RPは自由に行ってよい。
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<aside> 🗣 目を開けて、しばらく。
未だ目の前に広がる暗がりに少しずつ明かりが差し込んでくる。
扉が完全に開き、初めて自分の状態を確認する。
縦に置かれた棺のような場所に、立ったまま閉じ込められていたようだ。
「思っていたよりかかったが、まあ、こんなものか」
あなた達を待ち受けていたのは妙齢の男だ。
「俺は九重。商店街で襲われていたお前たちを助け、そして、ここに連れてきた男だ。
さて、お前たちはその箱の中でもう3日過ごしている。
お前たちがここにきたのが4/27の昼で、今は5/1の明け方だ。
さて、あまり時間がない。
お前たちはもう何をすればいいか分かっているはずだ」
そう言われてあなた達は思い出す。
この3日間のことを。
あるいは、この数百年の間に起きた人類の闘争の始まりと終わりを。
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<aside> ❕ 『Witch in the color hole』の探索者を操作する。
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<aside> ⚠️ このシナリオ内で綿貫と遭遇することはない。
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<aside> 🗣 世界は一変した。
宇宙に星はなく、地上を支配するのは人ではない化け物だ。
途方に暮れても仕方がない。
これからどうなってしまうのだろう。
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<aside> ❕ 村内の探索に入るのが既定ルートになる。
仮に、村から去ろうとする探索者がいたとしても、ここまで来た車がないことからそれなりの時間がかかるとすぐに分かるだろう。助けを呼ぶことや、車を探すことなども可能だが、どちらも叶わない上に結果として村の探索を行うことになる
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<aside> ❕ 村の探索
村内を探索するにあたって、移動の度に<聞き耳>が必要になる。
失敗して発見された場合、ティンダロスの混血種1D3体に襲われる。
ただし、ファンブルになった場合、登場するのが黒い仔山羊になる。
逃走する場合はチェイスになる可能性が高いだろう。
また、ティンダロスの者どもは<超視野>を持つため<隠密>には意味がない。ファンブル時の黒い仔山羊からは身を守れるだろう。
彼らの接近時には<死体安置所の臭い>があり、接近時にはCONロールが必要だ。
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<aside> ⚠️ 戦闘と死亡について
このシナリオにおいて、全滅の可能性はないとも言いきれない。
その場合、十分な情報がないままに九重の手によって終了条件が達成され、探索者の死体がその際に巻き込まれる形で吸収される。
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<aside> ❕ 流れ
<aside> 👀 探索できる箇所は次の通り:
<aside> 🔚 最後まで
<aside> 🪄 終了条件
ヨグ=ソトースの真名を持ってブラックホールレコーダーのところへいく
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<aside> 🗣 無事に社まで辿り着くと、あなた達の身体が光りはじめ、黒い円盤へと吸い込まれていく。
抗うことは出来ない。
それはまるで超重力天体、ブラックホールのようだ。
九重の身体も同様に光り輝き、吸い込まれるところで、
「これはもらっていく」
とだけ聞こえた気がした。
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