<aside> ⚠️ この資料には作者の別シナリオのネタバレが含まれています。心当たりのない場合は閲覧しないことを推奨します。
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分かりにくいが、今回のシナリオで舞台となる地域は全て三次元的な座標において同一である。
名称に既定は無いが、作者が回す際には必ず「槍枡県和世市」としている。詳しい話は作者の行っているラジオを参照。
この地域は古くからあらゆる神性に目をつけられていたため、自然と崇拝か忌避のどちらかの傾向が強く出ている。そのため一時期では穢多村が存在した。酷い差別に抗うためには神性に従う他になく、始まりはシャッガイからの昆虫であった。そこからアザトースへの礼賛を行うようになり、時代が進むにつれ、その信仰は多くの派生を生むこととなった。
その内の一つは鳥栖家であり、彼らは主神としてシュブ=ニグラスを選んだ。正確には一族の繁栄を願った結果としてそうなっただけで選んだというには語弊があるかもしれない。更にその理由には単衣も絡んでいる。
単衣(司空)の家は当然ヨグ=ソトースの系列である。しかし、元を辿ればシュブ=ニグラスの子でもあり、それは鳥栖のせいであるという点が実にややこしい。なぜなら先に言ったように鳥栖がシュブ=ニグラス信仰になったのは間接的に単衣の影響があるからだ。
鳥栖の家の系譜に分家としての保村が存在する。この家はその名の通り”炎”を信仰の対象とした。と、されているが実際のところ、ここにも単衣円が絡んでいる。保村の系譜はそのままニャルラトホテプへの対抗策として用意されたプランBだ。ニャルラトホテプに対抗しうる物語の生成を最初に考えた単衣円であったが、そのアイデアは所詮ニャルラトホテプの範疇を出ず、嫌がる程度の効能は残ったが、狂い続けるという厄介な性質を付与されることとなった。