物語であり、生物としての人間にとって該当する概念は存在しないが強いて言えばクオリアが近い。あるいは運命だ。ミームと呼ぶ者もいる。つまり、アイデアでもある。

CoC世界ではセッション(シナリオ)が該当する。

意識と記憶を結びつけるものであり、記憶と意識の間の通信によって自動的に導出されるものである。

逆にどちらかと物語が存在すれば、自然ともう一方が集まってくる。

この性質を利用して、ニャルラトホテプはCoC世界に人間の意識を取り戻させた。

多くの神話生物にはこの概念が存在していないがニャルラトホテプは寧ろこれを基点とした存在であるのかもしれない。

『story terror』では記憶に対して物語を添加する“語り手”が消滅したことによって、以後のシナリオ『un-falling, freely』『Saltators on the head of the hand』にて少しずつ綻びが生まれることとなった。しかし、記憶と意識が揃ったことによって物語は続いていく。多少歪であろうとも。

アイデアは殺せない。

呼び名

un-falling, freely Saltators on the head of the hand story terror
情緒・ミーム 物語