TRPGをプレイしているPLを含めた、PC達の生きる世界。
過去に精神寄生体を失ったことによって、ニャルラトホテプにより別世界(我々にとっての実世界)の知的生命体(PL)によって操作されることとなった経緯をもつ。
中核となる語り手(KPやシナリオ作者)が複数存在している。
アザトース、そしてその一番の眷属たるニャルラトホテプはCoCというゲームのルールそのものであり、ヨグ=ソトースやティンダロスの住人は物語(時間の流れの”認識”)の一部に住んでいると言える。イスの偉大なる種族や精神寄生体は本質的に意識のみの生命体のことだろう。
本来の地球(CoC以前の地球、現実世界)はアザトースの夢たる世界の上に時空間(ヨグ=ソトースやティンダロス)が広がっており、その中で数多の神格や人間(一対一に対応した精神寄生体)が住んでいた。
今回のシナリオは精神寄生体と人間の間、つまり精神と肉体の間である魂の繋がりが破壊されたことに始まる。結果的に生み出されていた魂=物語が無くなったことで生まれた隙間に潜り込んだのがCoCルールブックとしてのニャルラトホテプである。つまり、CoCというゲームの創世神話だ。
そこにシナリオ=物語を後付する能力を与えられたのが『story terror』のNPCである。彼によって物語が紡がれ、消えてしまった本来の意識の代わりにPLが集められ、CoCというゲームとして、パッチワークの新世界が生まれた。