この場所には何もない

全てがあるからだ

ミーム的に虚弱で、物語としては面白くもなく、誰一人の情緒にも影響しない

何もない内は


ここに三人の探索者がいる

肉体はない、つまり、記憶喪失

言い換えるならキャラクターシートが空白だということ

常識的な記憶が自分を2019年前後の人間であると教えている


唯一の自分らしい記憶は一人の作家がいたこと